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【源氏物語あらすじ解説】若紫の悲劇!光源氏はロリコンだった? |めっちゃ!源氏物語

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【動画概要】
情緒文学の最高峰と言われる『源氏物語』。今回は、高校の古典でも学ぶことも多い『源氏物語』第5帖「若紫」のあらすじ解説です。
この巻では、光源氏のロリコン性がクローズアップされてしまいがちですが、本当に源氏の性癖だけで片付けてよいのでしょうか。私たちは、どうしても文学作品を、現代の感覚で読んでしまいがちですが、当時の時代背景や、光源氏のトラウマ、作者・紫式部の置かれた立場などを知れば知るほど、『源氏物語』はより面白く、奥深く響いてきます。
紫式部の波乱の人生を描いた2024年のNHK大河ドラマ「光る君へ」とも併せて読み解くと、『源氏物語』で作者が描きたかった真意が見えてくるかもしれませんね。

【用語解説】
・若紫(わかむらさき)
…『源氏物語』第5帖。この巻で登場する、光源氏最愛の妻・紫の上の少女時代をさす。「若紫」という呼び名は巻中には出てこないが、「手に摘みていつしかも見む紫のねにかよひける野辺の若草」という光源氏の和歌から、このように呼ばれることが多い。

・瘧病(わらわやみ)
…子供に多い病気で熱病の一つ。発熱・悪寒が間隔をおいて起こるもので、マラリアに近い熱病という。おこりともいう。

・加持祈祷(かじきとう)
…心身の安定や病気、災難を祓うために、神仏に祈ること。またその呪術儀式。

・垣間見(かいまみ)
…垣根のすき間から、家の中をのぞき見ること。気軽に異性と顔を合わせることなかった平安当時は、男性が女性に興味を持つきっかけは、噂か垣間見くらいしかなかったため、当時は合法的な行為であった。

・御簾(みす)
…高貴な人の前に置かれる簾(すだれ)のこと。

・僧坊(そうぼう)
…寺院内にある、僧たちの寝起きする建物。

・小柴垣(こしばがき)
…小柴でつくった、丈の低い垣根。

・惟光(これみつ)
…光源氏腹心の従者。五条の乳母の子で、源氏とは乳兄弟として育つ。

・尼君(あまぎみ)
…女性で出家して戒を受けた者。尼僧(にそう)。この尼君は、若紫の祖母。

・犬君(いぬき)
…若紫の遊び相手の女の子。身分はそれほど高くない。

・藤壺(ふじつぼ)
…光源氏の父・桐壺帝の妃の一人。光源氏にとっては継母にあたるが、源氏は、亡き母の面影を持つ彼女に恋してしまい、この後、不義密通の御子までもうけることになる。

・兵部卿宮(ひょうぶきょうのみや)
…藤壺の兄で、若紫の父。先帝の御子なので皇族として地位は高い。ちなみに若紫の母は兵部卿宮の妾だったため、母亡き後も、若紫は祖母(尼君)と暮らしていた。

・紫草(ムラサキグサ)
…多年草で、その根・紫根(シコン)は美しい紫の染料がとれる。紫草は、万葉集に詠われるほど歴史が古く、いとしいと思う人に縁故のある物や人の象徴ともなる。

・武蔵野(むさしの)
…今の東京都と埼玉県にまたがる関東平野西部の、多摩川流域から荒川流域に及ぶ原野。古くから「うけらが花」「雉(きぎす)」「紫草」「薄(すすき)」などが名高く、特に紫草は、武蔵野のシンボルになるほど群生していたという。

・桐壺更衣(きりつぼのこうい)
…光源氏の亡き母であり、桐壺帝の妃の一人。更衣という一段低い身分にもかかわらず、帝から寵愛されたため、いじめに遭い病気がちになり、光源氏3歳の時に亡くなってしまう。


#若紫 #光源氏 #めっちゃ!源氏物語

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